国際協力を志す理由に対する解〜心の中の太陽〜
こんにちは。
以前にソーシャル分野に興味関心がある理由は
『与えることのできる幸せ』を感じることができるからという自分なりの解を出しました。
今日はその続きです。
なぜソーシャルの中で『国際協力』なのかについて。
ここに対する解は今までずっとわからないままでした。
困っている人を助けたいとなった時に
今までの僕の経験上もっとも感情移入できるのは、
途上国の貧困で苦しむ人々ではなくて、
うつ病で苦しむ人だったからです。
それでも、やりたいのは国際協力でした。
ここに対する矛盾を解消することができませんでした。
ここに対する『解』の仮説が今日、
「NARUTO」544話「二つの太陽」
を読んでいて生まれました。
答えはそこに人間の『愛』があるからです。
「人柱力になれば色々なもんなくして心ガリガリ♪
でもだからこそ無くしたくないものが光って見えてくる心ピカピカ♪」
作中八尾の人柱力であるキラー・ビーのセリフです。
八尾という怪物を体に封印されて、周りから忌み嫌われるようになっても自分という存在を信じることができたキラー・ビー。
その理由は心に太陽を持っていたから。
それは兄である雷影からの
「お前は俺にとって特別な存在だ」という一言でした。
主人公であるナルトも同様に太陽を持っていました。
父四代目火影と母クシナからの『愛』でした。
彼ら2人は体の中に怪物を持つ人柱力であり、人から忌み嫌われた経験を持つからこそ、困難を感じた経験があるからこそ、『愛』に気づくことができました。
話を戻します。
僕が精神疾患で苦しむ人以上に途上国で貧困に苦しむ人にベクトルが向いている理由。
途上国に惹かれる理由。
それは、困難な環境に置かれているからこそ途上国の人々には
先進国の人たちが失いつつある
『愛』をもっているように感じるからです。
自分の子供を「特別な存在として愛すること」
一人一人が代替可能なビジネスマシーンではなくて、
「特別な存在であるということを理解していること」
あくまでイメージではありますが、きっと途上国にはコレがある割合が高いのだと思います。
(もちろん途上国には差別なども根強く一概にはいえないとは思いますが。)
一方で精神疾患の人々はその「自分が特別な存在なんだ」という考え方が失われてしまっている状態です。そういう意味では僕は確かに感情が動かされます。
しかし、そこに対して自分がアプローチはできないと感じてしまいます。
なぜならば、ナルトにとっての特別な存在と言ってもらえた人が両親だったように
キラー・ビーにとって特別な存在といってもらえた人が兄であったように
精神疾患の人を救える人は本当の意味でその人の本当の身近にいて、愛情を注げる人でないといけないと思っているからです。
僕が鬱から立ち直れた理由も今思えば両親からの『愛』を感じ、自分が特別な存在であることを認識できたからなんだと思います。
途上国で貧困に苦しむ人にはその大事な太陽が確かにあると感じます。
そしてそのような人間の「愛情」に溢れている環境は
僕にとってきっと理想の環境なのだと思います。
そんな理想の環境にあって、かつ「与えることのできる幸せ」を感じられる環境が
途上国にはあります。
きっと僕が国際協力をやりたい理由はこれです。
まだまだまとまりきれていませんが、これからも内省続けていきたいと思います。
ありがとうございました。